Kemeko チューブレス パンク修理キット2の使用方法

パンク修理キットの携行をお勧めします。
この理由はご自身の為だけではなく、マスツーリング時に仲間がパンク・・・・・
リスク回避の為だけではなく時間をロスさせず速やかに処理し安全にツーリングを再開する為の準備となるからです。
ただし、チューブレスタイヤの場合で異物が刺さっていることが目視で確認でき、異常な空気漏れが認められない場合は低速走行で移動が可能ですから何が何でも即座にパンク修理というわけではありません。
しかし、マスツーリングの場合は修理しないと全体の走行ペースが落ちますのでロケーションや状況を考えて判断したほうがよいでしょう。

【必ず最初にお読みください】

本キットは充填用カートリッジにはCo2が充填されています。
Co2ガスは通常の空気とは違い透過率が高い為修理後は必ずエアの入れ替えを行ってください。
修理後はエアの入れ替えを行うので規定空気圧にするのではなく、お近くのショップやスタンドに到着することが出来ればよいわけですから無駄にカートリッジを消費する必要はありませんがそのかわりに安全のためスピードを落として安全に走行してください。

【修理準備】

修理の際修理剤(ガム状のシール材)の挿入に力を入れますので修理箇所が正面若しくは正面より僅かに下に来るように停車してください。
サイドスタンドの場合はフロントをロックさせるかギアをローに入れてください。

※二―ドルとシール材を差し込むに当たり力を必要とします。

【パンクの穴を塞ぐ作業】

硬くてニードルが刺さりにくい場合はエアを減圧して作業してください。

■タイヤの接地面に刺さった釘などの異物を発見しましたらプライヤー等により抜くわけですが、その際に場所がわからなくならないように
マーキングしてください。※抜いた後もう一度軽く刺しておくのも良いと思います。

             スクリューリーマー

■スクリューリーマー(螺旋状ツール)を穴に差し込み十分に5~10回前後させならします。(汚れを落とし残留した破片を取り除く意味もあります。)


1.インサートニードルに茶色の修理剤(バルカシール)の中央部分を挟みます。その際少し接着剤を塗っておくとよいと思います。

インサートニードル
バルカシール

2.修理面に潤滑剤として接着剤を多めに垂らし、ニードルと修理剤にも塗布します。 ※この時スクリューリーマーで穴の内部(内側に接着剤を馴染ませるのも良い方法です。)

3.整いましたら穴に強く挿入します。バイクが倒れないようにして体重をかけ挿入します。
内部に貫通し修理剤が押し込まれ、タイヤの内側に修理剤が突出している感覚を感じましたらニードルを抜いてください。
※外に出ている修理剤の長さを見てあまり入っていないように感じたらやり直してください。
イメージは修理材がタイヤの内側にはみ出すほど十分挿入され、それが穴の閉まろうとする力で挟み込まれる様子を感じ取ることです。

■外に残った修理剤をカットしてください。
その際修理剤が抜けないように注意してください。
ここまでで穴の修理作業は完了です。

【ガスの充填作業】

■必ず金属製バルブの摘みを全閉(閉じる/右回し)にしておいてください。
金属バルブを先にタイヤバルブに取り付けておいてもカートリッジを先にねじ込んでおいても構いませんが、推奨としては本品エアバルブアダプターを先にタイヤバルブに取り付けてからカートリッジをねじ込むこと。
カートリッジをねじ込む際は一気に回してください。※中途半端に捻じ込むとその間にガスが漏れてしまします。
タイヤバルブに金属製バルブを取り付ける際は付属のプライヤーでしっかりと取り付けてください。
緩いとガスが漏れてしまいます。
アダプターのツマミと取り付け部に緩みがないか注意が必要です。

※ホイールの形状により金属バルブが取り付けにくい場合は付属のフレキシブルバルブをバイパスしてご利用ください。

■すべて準備出来ましたらツマミを左に回し全開放します。
その際カートリッジが一気に冷えます、真夏でも凍結します。
特に冬季はかなり凍結しますので低温火傷ご注意ください。

※バルブ解放後カートリッジが凍結し、内部にガスが残留する場合もありますので凍結した表面が溶け出すまで放置してください。

空気圧に関しましては先にもございましたように低速で安全に走行できる量を感じながらタイヤサイズに応じて充填願います。